波瀬公民館料理教室

 3月11日、飯高林業総合センターで料理教室を開催しました。

 メニューは、・茶饅頭 ・カレーうどん。それに、カレーに合うあっさりしたブロッコリーの和え物と、文旦とレタスのサラダも教えていただきました。

 講師は、自宅でパン教室も開いている川口さん。パンには色々な材料を使いますが、今回は地元で材料を揃えやすいものを作ります。

 まず作ったのは、茶饅頭。レシピには膨張剤に「イスパタ」を使う、と書いてあります。イスパタは、ベーキングパウダーと比べると生地を膨らませる力が強く、重曹と比べると生地が色やけせず、きれいな色に仕上がる特長があります。和菓子屋さんではよく使われているそうです。知りませんでした。

 

  今回は、「お料理実験教室」ということで、それぞれ3種類の膨張剤を使ってお饅頭を作ってみました。皮を薄く伸ばして餡を包むのはむずかしいのですが、普段から和菓子をつくってみえるかたも何人かみえてとても上手につくってみえました。

 8分ほど蒸すと、結果は、ご覧のとおり、写真でもよくわかるほど、色の変化が出ました。重曹で作ったものは、色が黒ずんでしまっただけでなく、膨らみすぎて蒸し器の中でとなりのおまんじゅうとくっついてしまいました。ベーキングパウダーで代用できそうですが、重曹は色をきれいに仕上げたいお菓子にはむいていないようです。

 日をおくと硬さにも変化があるかも…ということですが、3種類ともその日のうちに食べてしまったので(^_^;) どうだったんでしょうか?

   上:イスパタ 左:ベーキングパウダー 右:重曹
   上:イスパタ 左:ベーキングパウダー 右:重曹

 次は、カレーうどん。こちらも2種類作りました。カレールーとだしの素で仕上げるもの、もう一つは、少し手間をかけて、ルーは使わずカレー粉と小麦粉を炒め、だしのかわりにコンソメを使うものです。麺は、山林舎マスター特製の手打ちうどんを使わせていただきました。去年の公民館講座をきっかけに習った本格讃岐うどんです。カレーうどんに合うように少し細めに切ってくださいました。うどんも両方試食したのですが、「ルーを使ったほうが普段から慣れとるでおいしいわ」「カレー粉の方も少し手間がかかるけどおいしい」と、皆さん感想をおっしゃっていました。両方とも、片栗粉でとろみを付けた汁が、茹でたての、こしのある手打ち麺に絡んで、うどん屋さんに負けない出来ばえでした。


 

ブロッコリーは30秒ほど、短時間で硬めに茹でたものを熱々のうちに千切りしょうがと塩昆布で和えるだけ、サラダは今回は文旦を使いましたが、お好みの柑橘類の果肉とレタスと塩もみした千切り大根をポン酢にあえたものを混ぜ、彩りにかいわれ大根をちらすだけの簡単なものでした。ふだんよく使っている材料でもひと工夫加えるとまたちがった美味しさになりました。家でも作ってみたいと思います。

 お持ち帰りに、作ったお饅頭と、講師の川口さんが焼いてきてくださったシフォンケーキまでいただいてしまいました。イスパタも分けていただき、お土産にマスターの手打ちうどんまでいただき、皆さんに満足していただけたようです。ありがとうございました。




左:カレー粉 右:カレールー 
左:カレー粉 右:カレールー